“来復”の読み方と例文
読み方割合
らいふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まづ一やう来復らいふくして、明治三十一年一ぐわつじつの事で、下谷広小路したやひろこうぢとほる人の装束なりは、フロツクコートに黒の山高帽子やまたかばうしいただき、玉柄ぎよくえのステツキをたづさへ、仏蘭西製ふらんすせいくつ
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何でこの風が味方に不吉なものか。思え。時はいま冬至とうじである。万物枯れていんきわまり、一よう生じて来復らいふくの時ではないか。この時、東南の風きそう。何の怪しむことがあろうぞ」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この子は来復らいふくとつけよう」
荷花公主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)