“滑稽家”の読み方と例文
読み方割合
こっけいか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボベーシュの仲間にはいって道化役者となり、またボビノの仲間にはいって滑稽家こっけいかとなっていたこともある。サン・ミイエルでは喜劇を演じたこともある。
一本の扇子を以て自在に人を笑はしむるをわざとせる落語家の楽屋は存外厳格にして窮屈なる者なりとか聞きぬ。芳菲山人ほうひさんじん滑稽家こっけいかたるは人の知る所にして、狂歌に狂文に諧謔かいぎゃく百出ひゃくしゅつ尽くる所を知らず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「繁ちゃんか。この男はこれでなかなか滑稽家こっけいかです」
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)