“襤褸巾”の読み方と例文
読み方割合
ぼろきれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが——一つ驚いたことに、大連のかわりに、黒眼鏡がすぐ傍で、大安坐おおあぐらをかいて、黒パンの大きな塊りを片腕に抱え込んで、それを襤褸巾ぼろきれのように引き裂いて、豊かに頬張っていた。
放浪の宿 (新字新仮名) / 里村欣三(著)
又六は観念した様子で、縁側の陽の中に、襤褸巾ぼろきれのようにうずくまりました。