“ぼろきれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襤褸切33.3%
襤褸布20.0%
襤褸片20.0%
襤褸巾13.3%
繿縷布片6.7%
襤縷片6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
になえるかごは覆りて、紙屑、襤褸切ぼろきれ硝子がらす砕片かけなど所狭ところせまく散乱して、すねは地をり、手はくうつかみて、呻吟しんぎんせり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お前自身の面影は段々淡くなって、その淡くなったところが、聖人や英雄の襤褸布ぼろきれで、つぎはぎになっているからだ。その醜い姿をお前はいつしか発見して後悔せねばならなくなる。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
薬品の陳列棚や戸棚の硝子戸などをはたくのだが、うまい工合に先の襤褸片ぼろきれさばけずに、どうかするとそれを止めてある釘の尖などで、硝子戸をがち/\と叩いたりした。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
又六は観念した様子で、縁側の陽の中に、襤褸巾ぼろきれのようにうずくまりました。
繿縷布片ぼろきれの腰巻が脱け落ちそうになったまま叫び続けた。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
両側の狭い浅い溝には、襤縷片ぼろきれ葫蘿蔔にんじん切端きれつぱしなどがユラユラした𣵀泥ひどろに沈んで、黝黒どすぐろい水に毒茸の様な濁つた泡が、プクプク浮んで流れた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)