“黝黒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおぐろ33.3%
どすぐろ33.3%
ゆうこく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩秋の美味のうち、鰍のなますに勝るものは少ないと思う。肌の色はだぼ沙魚はぜに似て黝黒あおぐろのものもあれば、薄茶色の肌に瑤珞ようらくの艶をだしたのもある。
姫柚子の讃 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
兩側の狹い淺い溝には、襤褸片ぼろきれ葫蘿蔔にんじん切端きれつぱしなどがユラユラした涅泥ひどろに沈んで、黝黒どすぐろい水に毒茸の樣な濁つた泡が、ブク/\浮んで流れた。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
肌の色はダボ沙魚はぜに似て黝黒ゆうこくのものもあれば、薄茶色の肌に瓔珞ようらくのような光沢を出したのもあるが
冬の鰍 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)