黝黒ゆうこく)” の例文
肌の色はダボ沙魚はぜに似て黝黒ゆうこくのものもあれば、薄茶色の肌に瓔珞ようらくのような光沢を出したのもあるが
冬の鰍 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
胆吹山容の雄偉にして黝黒ゆうこくなることは少しも変らず、大風はその山全体から吹き湧き、吹き起り、吹き上げ、吹き下ろすようにのみ思われて、つまり、山全体が大きな呼吸をしているようにしか
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)