“瑤珞”の読み方と例文
新字:瑶珞
読み方割合
ようらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩秋の美味のうち、鰍のなますに勝るものは少ないと思う。肌の色はだぼ沙魚はぜに似て黝黒あおぐろのものもあれば、薄茶色の肌に瑤珞ようらくの艶をだしたのもある。
姫柚子の讃 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
天井から龕灯がんどうがさがっていた。瑤珞ようらくを持った南蛮製の、ギヤマン細工の巨大な龕灯で、そこからさしている琥珀色の光が部屋全体を輝かせている。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
山内の修復を勧進かんじんしましょう、塔を寄進いたそう、を塗ろう、瑤珞ようらくを飾ろう、法筵ほうえんにはあたうかぎり人をよび、後では世話人たちで田楽を舞おう。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)