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襤褸布
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ぼろきれ
ふりがな文庫
“
襤褸布
(
ぼろきれ
)” の例文
空善のふるえる指先の方を見ると、天上の大岩と一緒に落ちた海道丸は、その岩にひしがれて、
襤褸布
(
ぼろきれ
)
のようになって死んで居るではありませんか。
大江戸黄金狂
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お前自身の面影は段々淡くなって、その淡くなったところが、聖人や英雄の
襤褸布
(
ぼろきれ
)
で、つぎはぎになっているからだ。その醜い姿をお前はいつしか発見して後悔せねばならなくなる。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
お人好し氏の頭の中は、
襤褸布
(
ぼろきれ
)
で一杯で
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
襤
漢検1級
部首:⾐
19画
褸
漢検1級
部首:⾐
16画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“襤褸布”で始まる語句
襤褸布団
襤褸布片