トップ
>
襤褸
>
つゞれ
ふりがな文庫
“
襤褸
(
つゞれ
)” の例文
襤褸
(
つゞれ
)
の著物いたく窶れたれどもつぎ/\の色紙なか/\に
畫師
(
ゑし
)
に
畫
(
か
)
かるべき打扮に、半ば落葉を盈たしたる籠を負ひ、熊手を持ちて、森の中を歩み行く十四五の少女
花枕
(旧字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
戸の内なる泣く小兒、笑ふ女子は、皆
襤褸
(
つゞれ
)
を身に纏ひて、旅人の過ぐるごとに、手を伸べ錢を
索
(
もと
)
む。馬の
足掻
(
あがき
)
の早きときは、窓より首を出すべからず。石垣に觸るゝ
虞
(
おそれ
)
あればなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
其
(
その
)
方法
(
てだて
)
ぢゃが……おゝ、
害心
(
がいしん
)
よ、ても
速
(
はや
)
う
入
(
はひ
)
って
來
(
き
)
をるなア、
絶望
(
ぜつばう
)
した
者
(
もの
)
の
胸
(
むね
)
へは!……
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
すは
彼
(
あの
)
藥種屋
(
やくしゅや
)
……たしか
此邊
(
このあたり
)
に
住
(
す
)
んでゐる
筈
(
はず
)
……いつぞや
見
(
み
)
た
折
(
をり
)
は、
身
(
み
)
に
襤褸
(
つゞれ
)
を
着
(
ゆ
)
て
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
靜
(
しづ
)
かに
足
(
あし
)
を
淨
(
きよ
)
め
了
(
をは
)
りていざとばかりに
誘
(
いざな
)
はれぬ、
流石
(
さすが
)
なり
商賣
(
しやうばい
)
がら
燦
(
さん
)
として
家内
(
かない
)
を
照
(
て
)
らす
電燈
(
でんとう
)
の
光
(
ひか
)
りに
襤褸
(
つゞれ
)
の
針
(
はり
)
の
目
(
め
)
いちじるく
見
(
み
)
えて
時
(
とき
)
は
今
(
いま
)
極寒
(
ごくかん
)
の
夜
(
よ
)
ともいはず
背
(
そびら
)
に
汗
(
あせ
)
の
流
(
なが
)
るぞ
苦
(
くる
)
しき
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
薄き
襤褸
(
つゞれ
)
はまとふとも
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
繩帶
(
なはおび
)
の
襤褸
(
つゞれ
)
の
衣
(
ころも
)
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
襤
漢検1級
部首:⾐
19画
褸
漢検1級
部首:⾐
16画
“襤褸”で始まる語句
襤褸切
襤褸屑
襤褸片
襤褸布
襤褸錦
襤褸屋
襤褸布団
襤褸船
襤褸巾
襤褸市