“みずや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水屋64.3%
不見14.3%
不看7.1%
水矢7.1%
茶室7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭巾を取らないで八幡様のお宮の正面まともを避けるようにして、水屋みずやの方へ漫歩そぞろあるきをしているのに、お君はそれと違って、お宮の前へ出てうやうやしく拝礼しました。
きみ不見みずや古人太祇が句
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
『そして僕が狐でないと誰が言いましたか。』十、きみ不看みずや双眼色そうがんのいろ不語かたらざれば似無愁うれいなきににたり——いい句だ。では元気で、僕のことを宣伝して呉れと筆をとること右の如し。林彪太郎。太宰治様机下きか
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
かく申すははばかりながら、若年のころより弓術に秀で、なかんずく、大和やまと流の笠懸蟇目かさがけひきめばん流のくろろともうす水矢みずやをよくいたしますなれど、うらぶれはてたる末なれば、これを世にだすよすがもなく
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「おかしいなあ?」とつぶやいたが、鬼小僧は失望しなかった。そろそろと爪先で歩き出した。と一棟の茶室みずやがあった。その前を通って先へと進んだ。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)