水矢みずや)” の例文
かく申すははばかりながら、若年のころより弓術に秀で、なかんずく、大和やまと流の笠懸蟇目かさがけひきめばん流のくろろともうす水矢みずやをよくいたしますなれど、うらぶれはてたる末なれば、これを世にだすよすがもなく
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)