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矪
ふりがな文庫
“矪”の読み方と例文
読み方
割合
くろろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろろ
(逆引き)
……ただいま傷口をあらため見まするところ、一見、水蛭の咬み傷の如くには見えまするが、実は水鳥を狩るにもちいる
矪
(
くろろ
)
の
鏑形
(
かぶらがた
)
の
鏃
(
やじり
)
によりできたる傷。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
かく申すは
憚
(
はばか
)
りながら、若年のころより弓術に秀で、なかんずく、
大和
(
やまと
)
流の
笠懸蟇目
(
かさがけひきめ
)
、
伴
(
ばん
)
流の
矪
(
くろろ
)
ともうす
水矢
(
みずや
)
をよくいたしますなれど、うらぶれはてたる末なれば、これを世にだすよすがもなく
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
矪(くろろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
矪
部首:⽮
11画