トップ
>
室
>
べや
ふりがな文庫
“
室
(
べや
)” の例文
ただ気づよいコックの
吉公
(
きちこう
)
だけは、このカフェを
無人
(
ぶにん
)
にも出来まいというので、依然として階下のコック
室
(
べや
)
に泊っていた。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
宿直室は六畳で、その隣に小使
室
(
べや
)
があった。小使室には大きな
囲爐裏
(
いろり
)
に火がかっかっと起こって、
自在鍵
(
じざいかぎ
)
につるした
鉄瓶
(
てつびん
)
はつねに煮えくりかえっていた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
洋館は書斎兼居間と寝室と物置
室
(
べや
)
とから成っていたが、氏は多くの場合、物置室の裏の扉から出入りして、用事のあるときはベルを鳴らし、女中や書生は主人の顔を見ない日さえあった。
謎の咬傷
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
かれは
放浪
(
ほうろう
)
する人々のように、宿直
室
(
べや
)
に寝たり、村の酒屋に行って泊まったり、時には寺に帰って寝たりした。自炊がものういので、弁当をそこここで取って食った。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
丁度
(
ちょうど
)
その時刻のすこし前に給仕長の圭さんが出勤して来て、階下のコック
室
(
べや
)
に
独寝
(
ひとりね
)
をしていた吉公を
叩
(
たた
)
き起すと、その勢いで三階の娘子軍の寝室までかけ上ったところ
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
その夜はやはり役場の小使
室
(
べや
)
に寝た。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
“室”の意味
《名詞》
(シツ)特に、身分の高い人の妻。内室。
(出典:Wiktionary)
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“室”を含む語句
室内
寝室
室中
内室
此室
船室
車室
居室
茶室
御内室
庵室
小室
御室
空室
客室
彼室
舞踏室
氷室
浴室
病室
...