“べや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
部屋75.0%
15.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤原六雄ふじわらろくおは、ランプ部屋べやへはいって、ランプの掃除そうじをしていた。彼は、今年二十八歳のひどくだまりやの、気むずかしやであった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
宿直室は六畳で、その隣に小使べやがあった。小使室には大きな囲爐裏いろりに火がかっかっと起こって、自在鍵じざいかぎにつるした鉄瓶てつびんはつねに煮えくりかえっていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
そのまま羊が象べやに身をり付くると、いよいよ火事となりて象も猴も焼け死んだとある。象厩に猴をえば象を息災にすとシャムでも信ずる由、クローフォールドの『暹羅シャム使記』に見ゆ。