“空室”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あきべや33.3%
あきま33.3%
くうしつ14.3%
あきしつ9.5%
うつむろ9.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“空室”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
つい今先刻さっき、吾輩がここを出かける時まで空室あきべやであった、あの六号の病室にアカアカと電燈がいている。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
勿論、空室あきべやでも、鎖されていたのではないから、ほとんど跡は残らぬし、死後はけっして固く握れるものじゃない。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それが跫音あしおとひそめて来て、隣の空室あきまへ忍んだことを、断って置かねばならぬ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後に跟いて縁側を折曲つて行くと、同じ庭に面して三ツ四ツの装飾も何も無い空室あきまがあつて、縁の戸は光線を通ずる為ばかりに三寸か四寸位づゝすかしてあるに過ぎぬので、中はもう大に暗かつた。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
私の方が早ければ、ただ彼の空室くうしつを通り抜けるだけですが、遅いと簡単な挨拶あいさつをして自分の部屋へはいるのを例にしていました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
次の薬物室は階上の裏庭側にあって、かつては算哲の実験室に当てられるはずだった、空室くうしつを間に挾み、右手に、神意審問会が行われたへやと続いていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「今まで、空室あきしつだったのでは」と検事が口を挾むと、
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「説明のつくものなら無数にある。それに、昨夜この空室あきしつに被害者を入れた時だが、その時寝台の掃除と、床だけに真空掃除器を使ったというからね。生憎あいにく足跡といっては何もない始末だ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
火屑ほそくづのなげきも弱に——空室うつむろ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
ほのめく氣深けぶかさや、空室うつむろ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)