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くうしつ
ふりがな文庫
“くうしつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
空室
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空室
(逆引き)
その室を一巡してから、法水は左隣りの
空室
(
くうしつ
)
に行った。そこは、昨夜易介が神意審問会の最中に人影を見たと云う、張出縁のある室だった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
自分はどうにかして旧恩に報いなくてはならない。自分の邸宅には
空室
(
くうしつ
)
が多い。どうぞそこへ移って来て、
我家
(
わがいえ
)
に住む如くに住んでもらいたい。自分は
貧
(
まずし
)
いが、
日々
(
にちにち
)
の生計には余裕がある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
私の方が早ければ、ただ彼の
空室
(
くうしつ
)
を通り抜けるだけですが、遅いと簡単な
挨拶
(
あいさつ
)
をして自分の部屋へはいるのを例にしていました。Kはいつもの眼を書物からはなして、
襖
(
ふすま
)
を開ける私をちょっと見ます。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
次の薬物室は階上の裏庭側にあって、かつては算哲の実験室に当てられるはずだった、
空室
(
くうしつ
)
を間に挾み、右手に、神意審問会が行われた
室
(
へや
)
と続いていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
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