“シツ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しつ
語句割合
33.3%
33.3%
磯津33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此は、鴈治郎の後の天下は、大阪に居残つてゐる者の手に落ちるといふ気が離れなかつたからでもあり、又ひいき連衆や、関係者がシツこくさう言ふ立て前から、袖を捉へてゐたからであつた。
真に用うる具眼者ぐがんしゃがいないのじゃ。孔子もいっているではないか。——十シツムラニハ必ズ忠信ノ人アリ——と。何でこの広い諸国に俊傑がいないといえよう
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
周防の娑麽サバの魁師神夏磯媛カムカシヒメは、天子の使ひ来ると知つて、磯津シツ山の賢木サカキを根こじにし、上枝ホツエ八握ヤツカ劔、中枝ナカヅエ八咫ヤタ鏡、下枝シヅエには、八尺瓊を掛けた上に、素幡シラハタを船のに樹てゝ
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)