“泥炭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でいたん77.8%
すみ11.1%
ピート11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アーストロフ ストーブなら泥炭でいたんけばいいし、小屋なら石で造ればいいじゃないか。
その泥炭すみの燃えてるように明るく。わたしが死ねば
泥炭ピートいて濃く、身の周囲まわりに流したように、黒い色に染められた重たい霧が、目と口と鼻とにせまって来た。外套がいとうおさえられたかと思うほど湿しめっている。軽い葛湯くずゆを呼吸するばかりに気息いきが詰まる。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)