“でいたん”の漢字の書き方と例文
語句割合
泥炭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四方絶壁のうちに閉ざされたる野心、また崩壊によって何かの結果を望む者、なお最下層にあっては、火に燃えやすい泥炭でいたんともいうべき下層の群集、それらがすなわち暴動の要素である。
汽鑵車はちょうど巨人のあえぐように、大きな音を立てて泥炭でいたんの煙を吐きながら渋谷の方へ進んで行く、高谷の乗っているクラスがちょうど遠方シグナルのあたりまで行ったころ、思い出したように
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
所々に奇警な観念がこもっていて、しかもそれが荒削りの状態のままですぐに変形させられています。泥炭でいたん坑の上に鬼火が燃えてるようなものです……。そして彼は実に不思議な頭脳の所有者です。