“汎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひろ58.6%
あまね24.1%
パン6.9%
あら3.4%
はん3.4%
わた3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち全国でひろくサノボリという日に、もうサンバイサンは上げてしまって、それで田の神の祭はすんでいるものと思っている形がある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
唯南園上人は西ノ久保光明寺の雲室、王子金輪寺の混外についで天保以降あまねく騒壇に知られた詩僧であることを言うに止めて置く。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「これは、パンアメリカン航空のスチュワーデスが持って帰った『シアトル日報』ですが、こんな記事を見ると、やはり不安になって……」
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
広海屋ひろうみやを謀師とした、奉行代官ぶぎょうだいかん浜川平之進、役人横山五助——それからおのが店の子飼いの番頭、三郎兵衛の悪業で、あらゆる術策じゅっさくふるって、手堅さにおいては、長崎一といわれていた
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
顧うに、独逸の学、そのすいを極めざるにあらず、仏蘭西の教、そのはんを尽さざるにあらず。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
天皇や地主・資本家等の、労働者・農民、勤労大衆の搾取と抑圧の上に安住している者共が支配していないで、働く者が政治権力を持ち、経済、文化のすべてにわたって支配しているからだ。