“へだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヘダ
語句割合
隔62.2%
距37.2%
経0.2%
間0.2%
戸田0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看護(かんご)の人(ひと)も勞(つか)れぬ、雪子(ゆきこ)の身(み)も弱(よわ)りぬ、きのふも植村(うゑむら)に遇(あ)ひしと言(い)ひ、今日(けふ)も植村(うゑむら)に遇(あ)ひたりと言(い)ふ、川(かは)一(ひと)つ隔(へだ)てゝ姿(すがた)を見(み)るばかり
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大江山警部の頭には、線路を距(へだ)てて、真暗な林に囲(かこま)れ立つ笹木邸の洋館が浮びあがってくるのを、払(はら)いのけることができなかった。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
寺は信州下水内郡(しもみのちごほり)飯山町二十何ヶ寺の一つ、真宗に附属する古刹(こせつ)で、丁度其二階の窓に倚凭(よりかゝ)つて眺めると、銀杏(いてふ)の大木を経(へだ)てゝ飯山の町の一部分も見える。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
障子(しやうじ)を開けて眺めると、例の銀杏(いてふ)の枯々(かれ/″\)な梢(こずゑ)を経(へだ)てゝ、雪に包まれた町々の光景(ありさま)が見渡される。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
大王と天子と、義は則(すなわ)ち君臣たり、親(しん)は則ち骨肉たるも、尚(なお)離れ間(へだ)たりたもう、三十万の異姓の士、など必ずしも終身困迫して殿下の為に死し申すべきや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
建文帝位(くらい)に即きたもうに及び、子澄と与(とも)に帝の信頼するところとなりて、国政に参す。諸王の入京会葬を遏(とど)めたる時の如き、諸王は皆謂(おも)えらく、泰皇考(たいこうこう)の詔を矯(た)めて骨肉を間(へだ)つと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
房州の洲崎(すのさき)で船の建造に一心を打込んでいた駒井甚三郎——その船は、いつぞや柳橋の船宿へ、そのころ日本唯一の西洋型船大工といわれた豆州(ずしゅう)戸田(へだ)の上田寅吉を招いて相談した通り
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)