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途絶
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とだ
ふりがな文庫
“
途絶
(
とだ
)” の例文
夜
(
よる
)
は
大分
(
だいぶん
)
更
(
ふ
)
けてゐた。「
遼陽城頭
(
れうやうじやうとう
)
夜
(
よ
)
は
更
(
ふ
)
けて‥‥」と、さつきまで
先登
(
せんとう
)
の一
大隊
(
だいたい
)
の
方
(
はう
)
で
聞
(
きこ
)
えてゐた
軍歌
(
ぐんか
)
の
聲
(
こゑ
)
ももう
途絶
(
とだ
)
えてしまつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
つい、その
頃
(
ころ
)
、
門
(
もん
)
へ
出
(
で
)
て——
秋
(
あき
)
の
夕暮
(
ゆふぐれ
)
である……
何心
(
なにごころ
)
もなく
町通
(
まちどほ
)
りを
視
(
なが
)
めて
立
(
た
)
つと、
箒目
(
はゝきめ
)
の
立
(
た
)
つた
町
(
まち
)
に、ふと
前後
(
あとさき
)
に
人足
(
ひとあし
)
が
途絶
(
とだ
)
えた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それつきり
途絶
(
とだ
)
えてしまつた。時々擦違ふ外の端艇は男と女の差向ひと見て、わざと衝突しさうな勢ひを見せてからかつたり
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
最初から画面に心を打込んでいる白雲には、その色を見て取ることができなかったが、会話がふっと
途絶
(
とだ
)
えたので気がつき
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
線路の両側に
鬱蒼
(
うっそう
)
と続いていた森が、突然ぱったりと
途絶
(
とだ
)
えると定規で引いたような直線レールが
逈
(
はる
)
か多摩川の方に
白々
(
しらじら
)
と濡れて続いています。
穴
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
▼ もっと見る
四人は犯人の足跡を乱さぬ為に、それと並行に二三間も離れた所を歩いて、五十
米
(
メートル
)
程も行くと、往復二本の靴跡はそこでパッタリ
途絶
(
とだ
)
えていた。
殺人迷路:05 (連作探偵小説第五回)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
暖簾外の女郎屋は表口の燈火を消しているので、
妓夫
(
ぎゆう
)
の声も女の声も、歩み過る客の足音と共に
途絶
(
とだ
)
えたまま、廓中は寝静ってタキシの響も聞えない。
草紅葉
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
彼の頭の上には真夏の青空がシーンと澄み渡って蝉の声さえ
途絶
(
とだ
)
え途絶えている。彼を見守っているものは、空地の四方を囲む樹々の幹ばかりである。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
人通りの少い青森街道を、盛岡から北へ五里、北上川に架けた
船綱橋
(
ふなたばし
)
といふを渡つて六七町も行くと、若松の並木が
途絶
(
とだ
)
えて見すぼらしい田舍町に入る。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
竹藪の
鳥渡
(
ちよつと
)
途絶
(
とだ
)
えた
世離
(
よばな
)
れた静かな好い場所を占領して、長い釣竿を二三本も水に落して、
暢気
(
のんき
)
さうに
岩魚
(
いはな
)
を釣つて居る
鍔
(
つば
)
の大きい
麦稈
(
むぎわら
)
帽子の人もあつた。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
親友
(
しんいう
)
を
送出
(
おくりだ
)
して、アンドレイ、エヒミチは
又
(
また
)
讀書
(
どくしよ
)
を
初
(
はじ
)
めるのであつた。
夜
(
よる
)
は
靜
(
しづか
)
で
何
(
なん
)
の
音
(
おと
)
も
爲
(
せ
)
ぬ。
時
(
とき
)
は
留
(
とゞま
)
つて
院長
(
ゐんちやう
)
と
共
(
とも
)
に
書物
(
しよもつ
)
の
上
(
うへ
)
に
途絶
(
とだ
)
えて
了
(
しま
)
つたかのやう。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
人の往来がまったく
途絶
(
とだ
)
えていると見えて、これが去年踏みわけた道とおなじだとは思えないほどであった。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
だが、父の意に
反
(
そむ
)
いて上京した子は、
潤沢
(
じゅんたく
)
な学費を恵まれるわけにいかず、それに加えて、父の家業も思わしくなかったために、送金は
途絶
(
とだ
)
えがちであった。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
元来思想上相容れなかったので思想上の
扞格
(
かんかく
)
が感情上の乖離となって、一時は交際が殆んど
途絶
(
とだ
)
えていた。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
ちょっと客も
途絶
(
とだ
)
えたので、番頭と小僧が
店頭
(
みせさき
)
の
獅噛火鉢
(
しがみひばち
)
を抱き合って、何やら
他愛
(
たあい
)
もないはなしに笑いあってると、
凍
(
い
)
てついた土を踏む跫音が
戸外
(
そと
)
に近づいて
早耳三次捕物聞書:03 浮世芝居女看板
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
話が
途絶
(
とだ
)
える。藤さんは章坊が蒲団へ落した
餡
(
あん
)
を手の平へ拾う。影法師が壁に写っている。頭が動く。やがてそれがきちんと横向きに落ちつくと、自分は目口眉毛を心でつける。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
世の中が眠ると聞こえだすあの電車の
響
(
ひびき
)
ももう
途絶
(
とだ
)
えました。雨戸の外にはいつの間にか
憐
(
あわ
)
れな虫の声が、露の秋をまた忍びやかに思い出させるような調子で
微
(
かす
)
かに鳴いています。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
向うは
往来
(
おうらい
)
が
三叉
(
みつまた
)
になっておりまして、
側
(
かた
)
えは
新利根
(
しんとね
)
大利根
(
おおとね
)
の
流
(
ながれ
)
にて、
折
(
おり
)
しも空はどんよりと雨もよう、
幽
(
かす
)
かに見ゆる
田舎家
(
いなかや
)
の
盆灯籠
(
ぼんどうろう
)
の火もはや消えなんとし、
往来
(
ゆきゝ
)
も
途絶
(
とだ
)
えて
物凄
(
ものすご
)
く
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
話が暫く
途絶
(
とだ
)
えた。市平も何も言わなかった。ただ涙含ましい空気が
漂
(
ただよ
)
った。
土竜
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
刻
(
こく
)
は、
草木
(
くさき
)
も
眠
(
ねむ
)
る、
一時
(
いちじ
)
と
二時
(
にじ
)
との
間
(
あひだ
)
、
談話
(
だんわ
)
暫時
(
しばし
)
途絶
(
とだ
)
えた
時
(
とき
)
、ふと、
耳
(
みゝ
)
を
澄
(
すま
)
すと、
何處
(
いづこ
)
ともなく
轟々
(
ごう/\
)
と、
恰
(
あだか
)
も
遠雷
(
えんらい
)
の
轟
(
とゞろ
)
くが
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
、
同時
(
どうじ
)
に
戸外
(
こぐわい
)
では、
猛犬稻妻
(
まうけんいなづま
)
がけたゝましく
吠立
(
ほえた
)
てるので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
見返りしに人影もなく
丁度
(
ちやうど
)
往來も
途絶
(
とだ
)
えしかばその邊にて殺さんと思へども
此奴
(
きやつ
)
も
勿々
(
なか/\
)
の曲者なれば
容易
(
たやすく
)
は
亡
(
うしな
)
ひ難し
然
(
さ
)
れども幸ひ今宵は
闇
(
やみ
)
にて
暗
(
くら
)
さはくらし
何
(
いか
)
にも
遣過
(
やりすご
)
してと思ひ
故意
(
わざ
)
と腰を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
興味が
弾
(
はず
)
まないままみち子は来るのが
途絶
(
とだ
)
えて、久しくしてからまたのっそりと来る。自分の家で世話をしている人間に若い男が一人いる、遊びに行かなくちゃ損だというくらいの気持ちだった。
老妓抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
やがて、正成は、いちど
途絶
(
とだ
)
えたことばを、また声低くつづけていた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれどもこの最後の頼みも
途絶
(
とだ
)
えさうになることは度たびだつた。
一塊の土
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
兄の声はそこで
途絶
(
とだ
)
えてしまつた。
お末の死
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
勝手
(
かつて
)
は
寢
(
ね
)
しなに
聞
(
き
)
いて
置
(
お
)
いた、
縁側
(
えんがは
)
について
出
(
で
)
ようとすると、
途絶
(
とだ
)
えて
居
(
ゐ
)
たのが、ばたりと
當
(
あた
)
ツて、二三
度
(
ど
)
續
(
つゞ
)
けさまにばさ、ばさ、ばさ。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
公園
生
(
は
)
え
抜
(
ぬ
)
きのチンピラ共の外は、
大抵
(
たいてい
)
帰って了い、お客様も二三人来たかと思うと、あとが
途絶
(
とだ
)
える様になった。
木馬は廻る
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
騒ぎはますます大きくなって、古市の町はひっくり返りそうで、さしもの参宮道が一時は全く
途絶
(
とだ
)
えてしまう。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
親友
(
しんゆう
)
を
送出
(
おくりだ
)
して、アンドレイ、エヒミチはまた
読書
(
どくしょ
)
を
初
(
はじ
)
めるのであった。
夜
(
よる
)
は
静
(
しずか
)
で
何
(
なん
)
の
音
(
おと
)
もせぬ。
時
(
とき
)
は
留
(
とどま
)
って
院長
(
いんちょう
)
と
共
(
とも
)
に
書物
(
しょもつ
)
の
上
(
うえ
)
に
途絶
(
とだ
)
えてしまったかのよう。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
庇
(
ひさし
)
傾
(
かたぶ
)
きたる
大
(
だい
)
なる家屋の
幾箇
(
いくつ
)
となく其道を挾みて立てる、旅亭の古看板の幾年月の
塵埃
(
ちりほこり
)
に黒みて
纔
(
わづ
)
かに軒に認めらるゝ、
傍
(
かたはら
)
に
際立
(
きはだ
)
ちて白く
夏繭
(
なつまゆ
)
の籠の日に光れる、驛のところどころ家屋
途絶
(
とだ
)
えて
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「一度お伺いしなくっちゃわるいと思っていたんですけど、ついお処がわからなかったもんで……。」と女はあたりを見廻し停留場にも人影がなく
通過
(
とおりすぎ
)
る
円
(
えん
)
タクもちょっと
途絶
(
とだ
)
えているのを幸い
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その時に正木博士の言葉が
途絶
(
とだ
)
えて、何やらカチッという音がした。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
晴
(
はれ
)
、
曇
(
くもり
)
、
又
(
また
)
月
(
つき
)
となり、
風
(
かぜ
)
となり——
雪
(
ゆき
)
には
途絶
(
とだ
)
える——
此
(
こ
)
の
往來
(
わうらい
)
のなかを、がた/\
俥
(
ぐるま
)
も、
車上
(
しやじやう
)
にして、
悠暢
(
いうちやう
)
と、
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
、
鳥
(
とり
)
を
聞
(
き
)
きつゝ
通
(
とほ
)
る。……
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
自動車が速度をゆるめて、大きくカーヴしたかと思うと、今までチラチラと窓をかすめていた街燈の光が、パッタリ
途絶
(
とだ
)
えて、両側が真暗闇になった。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
小西新蔵が、ちょっと枕を立て直す……そこで二人の会話が、また五分間ばかり
途絶
(
とだ
)
える。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
座
(
ざ
)
が
白
(
しら
)
けて、
暫
(
しば
)
らく
言葉
(
ことば
)
が
途絶
(
とだ
)
えたうちに
所在
(
しよざい
)
がないので、
唄
(
うた
)
うたひの
太夫
(
たいふ
)
、
退屈
(
たいくつ
)
をしたと
見
(
み
)
えて
顔
(
かほ
)
の
前
(
まへ
)
の
行燈
(
あんどう
)
を
吸込
(
すひこ
)
むやうな
大欠伸
(
おほあくび
)
をしたから。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
縁日
(
えんにち
)
にでも行くらしい人通りが、暫く続いたり、それが
途絶
(
とだ
)
えると、支那
蕎麦屋
(
そばや
)
の哀れげなチャルメラの
音
(
ね
)
が聞えたりして、いつの間にか夜が更けたのである。
二銭銅貨
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それから二人の会話が少し
途絶
(
とだ
)
えていると、その時、不意に腰障子の外から
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
座が白けて、しばらく言葉が
途絶
(
とだ
)
えたうちに所在がないので、唄うたいの
太夫
(
たゆう
)
、
退屈
(
たいくつ
)
をしたとみえて、顔の前の
行燈
(
あんどう
)
を吸い込むような
大欠伸
(
おおあくび
)
をしたから。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
別段悪いことでもないし、若しそれを拒絶したら学資が
途絶
(
とだ
)
えるので、僕は何の考えもなくこの
申出
(
もうしいで
)
を承諾した。そうして、僕の呪われた研究が始まったのだ。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
独言が
途絶
(
とだ
)
えて、馬のポクポクと歩く音が林の中へひっそりと響いて行く。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
とぼけて
輪
(
わ
)
になれ、その
輪
(
わ
)
に
耳
(
みゝ
)
が
立
(
た
)
つてみゝづくの
影
(
かげ
)
になれ、と
吹
(
ふ
)
かしてゐると、
五月
(
さつき
)
やみが
屋
(
や
)
を
壓
(
あつ
)
し、
波
(
なみ
)
の
音
(
おと
)
も
途絶
(
とだ
)
ゆるか、
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
も
聞
(
き
)
こえず、しんとする。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
恋人でなくても、相手の冷淡は
嫉
(
ねた
)
ましいものだ。僕は心にもない音信の
途絶
(
とだ
)
えを済まない事に思った。と云って、何もそれだからこの手紙を書き出したのではない。
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そう思って見ると、この間少しばかり
途絶
(
とだ
)
えていたあやしの神楽太鼓が、またしても、
三国
(
みくに
)
の裏山にあたって響きはじめたことです。そうして夜ごとに、山の奥へ奥へと響き進んで行くようです。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そこで、側にいた奴が、無理に受話器をかけたと見えて、バッタリ声が
途絶
(
とだ
)
えてしまった。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「あ、
否
(
いいえ
)
。」と言つたが、すぐ又
稚児
(
ちご
)
の事が胸に浮んだ。それなり
一時
(
いちじ
)
言葉が
途絶
(
とだ
)
える。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
途絶
(
とだ
)
えた寝息がまたすやすやと聞える。
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ですが、
行
(
い
)
らつしやらないでも
可
(
い
)
いんですか。お
約束
(
やくそく
)
でもあつたんだと——
何
(
ど
)
うにか
出來
(
でき
)
さうなものですがね、——
又
(
また
)
不思議
(
ふしぎ
)
に
人足
(
ひとあし
)
が
途絶
(
とだ
)
えましたな。こんな
事
(
こと
)
つてない
筈
(
はず
)
です。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そうした人通りが
一寸
(
ちょっと
)
途絶
(
とだ
)
えて、空地がからっぽになっていた時でした、ですから自然私も注意した訳でしょうが、一方の
隅
(
すみ
)
のアーク燈の鉄柱の所へ、ヒョッコリ一人の人物が現れたのです。
モノグラム
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そこでちょっと話が
途絶
(
とだ
)
えました。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“途絶”の意味
《名詞》
途絶(とぜつ 「杜絶」の「同音の漢字による書きかえ」)
今まで続いていた物事が途中で絶えること。
(出典:Wiktionary)
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
“途絶”で始まる語句
途絶勝