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『お末の死』
ふりがな文庫
『
お末の死
(
おすえのし
)
』
お末はその頃誰から習ひ覚えたともなく、不景気と云ふ言葉を云ひ/\した。 「何しろ不景気だから、兄さんも困つてるんだよ。おまけに四月から九月までにお葬式を四つも出したんだもの」 お末は朋輩にこんな物の云ひ方をした。十四の小娘の云ひ草としては、 …
著者
有島武郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「白樺」1914(大正3)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仮睡
(
まどろみ
)
水腫
(
みづば
)
冒頭
(
きつかけ
)
飯
(
まゝ
)
傍
(
かたはら
)
放
(
はふ
)
空
(
す
)
長病
(
ながわづら
)
外
(
はづ
)
夫
(
をつと
)
好
(
この
)
快
(
こゝろよ
)
空
(
くう
)
跳
(
をど
)
克
(
こく
)
剥
(
はが
)
厭
(
あ
)
孑然
(
ぽつねん
)
微笑
(
ほゝゑ
)
怖
(
こは
)
煩
(
わづら
)
臥
(
ふせ
)
首肯
(
うなづ
)
丈
(
だ
)
乾
(
ほ
)
予
(
かね
)
余裕
(
ゆとり
)
先刻
(
さつき
)
剣
(
けん
)
単衣
(
ひとへ
)
可笑
(
をか
)
合槌
(
あひづち
)
吐
(
は
)
塵
(
ごみ
)
実体
(
じつてい
)
性根
(
しやうね
)
悒鬱
(
いふうつ
)
慣
(
なら
)
折角
(
せつかく
)
昇汞
(
しようこう
)
晩
(
おそ
)
水甕
(
みづがめ
)
灯
(
あかり
)
生水
(
なまみづ
)
睡
(
ね
)
籠
(
こ
)
美味
(
おい
)
而
(
そ
)
胡瓜
(
きうり
)
臥
(
ね
)
行火
(
あんくわ
)
跛足
(
びつこ
)
鎮
(
しづ
)
鞭
(
むちう
)
齎
(
もた
)
一
(
ひと
)
不憫
(
ふびん
)
乾破
(
ひわ
)
亡
(
な
)
仮
(
か
)
仮為
(
まね
)
仮面
(
めん
)
任
(
まか
)
何時
(
いつ
)
側
(
そば
)
十許
(
ばか
)
喘息
(
ぜんそく
)
喰
(
く
)
嘔気
(
はきけ
)
嘗
(
な
)
固
(
もと
)
実入
(
みい
)
布巾
(
ふきん
)
強
(
し
)
怪
(
け
)
拡
(
ひろ
)
掌
(
てのひら
)
撃
(
う
)
楔
(
くさび
)
権幕
(
けんまく
)
気息
(
いき
)
流元
(
ながしもと
)
流行
(
はや
)
渇
(
かわ
)
滅入
(
めい
)
独言
(
ひとりごと
)
界隈
(
かいわい
)
痛
(
いた
)
種籾
(
たねもみ
)
穀
(
ごく
)
背
(
そむ
)
背丈
(
せたけ
)
胸騒
(
むなさわ
)
腹
(
なか
)
荒
(
すさ
)
袂糞
(
たもとくそ
)
襷
(
たすき
)
讃
(
ほ
)
質
(
たち
)
跣足
(
はだし
)