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乾破
ふりがな文庫
“乾破”の読み方と例文
読み方
割合
ひわ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひわ
(逆引き)
垂れはちぎれ、
凭竹
(
もたれ
)
は
乾破
(
ひわ
)
れ、底が抜けかかって、敷蒲団から古綿がはみだしている。とんと、闇討にあった吉原駕籠の
体
(
てい
)
たらく。
顎十郎捕物帳:17 初春狸合戦
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
お末は苦しみに背中を大波のやうに動かしながら、はつ/\と熱い
気息
(
いき
)
を
吐
(
は
)
いて居た。唇はかさ/\に
乾破
(
ひわ
)
れて、頬には美しい紅みを漲らして。
お末の死
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
ぴったり締まって
乾破
(
ひわ
)
れのした玄関の雨戸に、もう黄色くなりかけた一枚の白紙が、さも二人をあざけるように貼り付いて、
墨痕
(
ぼくこん
)
鮮やかに——「かしや」と読める。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
乾破(ひわ)の例文をもっと
(4作品)
見る
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾酪
乾坤一擲
乾干
乾草
“乾破”のふりがなが多い著者
三島霜川
林不忘
有島武郎
久生十蘭