“嘔気”のいろいろな読み方と例文
旧字:嘔氣
読み方割合
はきけ93.3%
おうき3.3%
むかつ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おぬいはそのすえたような匂いをかぐと、軽い嘔気はきけさえ催すのだった。けれども、それだからといって渡瀬さんをいやしむ気にはなれなかった。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
呉一郎が悪夢を見たりという事実と、覚醒後の頭痛、眩暈げんうん、悪寒、口臭、嘔気おうき等を感じたる事実等を綜合して、麻酔剤の使用を疑われたる事は一面の理由あるものの如し。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
おんなの数もあんなにあろうとは思いも寄らなかった。毎日毎日、白粉臭いのを首実検してつくづくいやになりましたよ、おしまいには嘔気むかついて来る」