“嘔気”のいろいろな読み方と例文
旧字:嘔氣
読み方(ふりがな)割合
はきけ93.1%
おうき3.4%
むかつ3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院長に聞いて見ると、嘔気はきけが来なければ心配するほどの事もあるまいが、それにしてももう少しは食慾が出るはずだと云って、不思議そうに考え込んでいた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あの女」は嘔気はきけが止まないので、上から営養の取りようがなくなって、昨日きのうとうとう滋養浣腸じようかんちょうを試みた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その上、これは大事なことですが、近頃では、この私もなんとなく身体がダルくときどき嘔気はきけがしたり、目暈めまいがしたり、どうも尋常ではございません。
生ぐさい血のりの臭う鹿や熊の生肉を食った踏査の数日は考えただけでも嘔気はきけを催すが、それにしても、玉目三郎だけを出してやらねばならぬ理由とはならなかった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
不思議に思つて、自分が先づ肉の一切を箸につまんで口に入れた途端、胸腑に悪臭が渦き起りむつと嘔気はきけを催したとある。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
呉一郎が悪夢を見たりという事実と、覚醒後の頭痛、眩暈げんうん、悪寒、口臭、嘔気おうき等を感じたる事実等を綜合して、麻酔剤の使用を疑われたる事は一面の理由あるものの如し。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
おんなの数もあんなにあろうとは思いも寄らなかった。毎日毎日、白粉臭いのを首実検してつくづくいやになりましたよ、おしまいには嘔気むかついて来る」