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はきけ
ふりがな文庫
“はきけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ハキケ
語句
割合
嘔気
51.9%
吐気
18.5%
嘔氣
14.8%
嘔吐気
5.6%
嘔吐
5.6%
吐氣
3.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嘔気
(逆引き)
不思議に思つて、自分が先づ肉の一切を箸につまんで口に入れた途端、胸腑に悪臭が渦き起りむつと
嘔気
(
はきけ
)
を催したとある。
たぬき汁
(新字旧仮名)
/
佐藤垢石
(著)
はきけ(嘔気)の例文をもっと
(28作品)
見る
吐気
(逆引き)
しょうしょう
吐気
(
はきけ
)
が来かかったころに、ボーボーと鯨船で吹く竹法螺の音が聞え、それがきっかけで、白黒だんだらの鯨幕がさッと取りはらわれる。
顎十郎捕物帳:19 両国の大鯨
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
はきけ(吐気)の例文をもっと
(10作品)
見る
嘔氣
(逆引き)
その上、これは大事なことですが、近頃では、此私も何んとなく身體がダルく時々
嘔氣
(
はきけ
)
がしたり、
目暈
(
めま
)
ひがしたり、どうも尋常ではございません。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
はきけ(嘔氣)の例文をもっと
(8作品)
見る
▼ すべて表示
嘔吐気
(逆引き)
二日目と三日目が
長途
(
ちょうと
)
の早打には最も苦しい時だという。
頭脳
(
あたま
)
は何も考えられなくなって、揺れ方がわるいと、
嘔吐気
(
はきけ
)
がつきあげてくる。三平は時々、
気付薬
(
きつけ
)
を口に頬ばっていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はきけ(嘔吐気)の例文をもっと
(3作品)
見る
嘔吐
(逆引き)
「
石灰
(
いしばい
)
かな?」と呟きながら、指に付けて嗅いで見て、彼はアッと声を上げた。強い臭気が鼻を刺し、脳の奥まで
滲
(
し
)
み込んだからで、
嘔吐
(
はきけ
)
を催させるその悪臭は、なんとも云えず不快であった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
はきけ(嘔吐)の例文をもっと
(3作品)
見る
吐氣
(逆引き)
初
(
はじ
)
め
彼
(
かれ
)
は
寒氣
(
さむけ
)
を
身
(
み
)
に
覺
(
おぼ
)
え、
吐氣
(
はきけ
)
を
催
(
もよほ
)
して、
異樣
(
いやう
)
な
心地惡
(
こゝちあ
)
しさが
指先
(
ゆびさき
)
に
迄
(
まで
)
染渡
(
しみわた
)
ると、
何
(
なに
)
か
胃
(
ゐ
)
から
頭
(
あたま
)
に
突上
(
つきあ
)
げて
來
(
く
)
る、
而
(
さう
)
して
眼
(
め
)
や
耳
(
みゝ
)
に
掩
(
おほ
)
ひ
被
(
かぶ
)
さるやうな
氣
(
き
)
がする。
青
(
あを
)
い
光
(
ひかり
)
が
眼
(
め
)
に
閃付
(
ちらつ
)
く。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
はきけ(吐氣)の例文をもっと
(2作品)
見る
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