トップ
>
吐氣
ふりがな文庫
“吐氣”の読み方と例文
新字:
吐気
読み方
割合
はきけ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はきけ
(逆引き)
惚れ拔いて、金も見識も、見榮も命も要らなくなつた男の、世にも淺ましい見本を見せられるやうな氣がして、
吐氣
(
はきけ
)
を催すやうな胸の惡さを覺えたのです。
銭形平次捕物控:315 毒矢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
初
(
はじ
)
め
彼
(
かれ
)
は
寒氣
(
さむけ
)
を
身
(
み
)
に
覺
(
おぼ
)
え、
吐氣
(
はきけ
)
を
催
(
もよほ
)
して、
異樣
(
いやう
)
な
心地惡
(
こゝちあ
)
しさが
指先
(
ゆびさき
)
に
迄
(
まで
)
染渡
(
しみわた
)
ると、
何
(
なに
)
か
胃
(
ゐ
)
から
頭
(
あたま
)
に
突上
(
つきあ
)
げて
來
(
く
)
る、
而
(
さう
)
して
眼
(
め
)
や
耳
(
みゝ
)
に
掩
(
おほ
)
ひ
被
(
かぶ
)
さるやうな
氣
(
き
)
がする。
青
(
あを
)
い
光
(
ひかり
)
が
眼
(
め
)
に
閃付
(
ちらつ
)
く。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
吐氣(はきけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
吐
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
氣
部首:⽓
10画
“吐”で始まる語句
吐
吐息
吐出
吐月峰
吐露
吐胸
吐月峯
吐瀉
吐気
吐血
“吐氣”のふりがなが多い著者
アントン・チェーホフ
野村胡堂