“むかつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
逆吐25.0%
嘔吐12.5%
嘔気12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
剛一はムンズとばかりに梅子の手を握りつ「姉さん、僕は常に篠田さんの写真にむかつて『兄さん』と小声で呼んで見るんですよ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
大きな酒樽さかだるにどっさり大根がけられてあって、大嫌いな糠味噌ぬかみその臭いが鼻を襲って逆吐むかつきそうになった。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
匂いの高いものは鼻に附くようになると嘔吐むかつくほどイヤになるもんで、美妙斎の文章の新味も余り香気が高過ぎたので一時は盛んに管待もてはやされたが
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
おんなの数もあんなにあろうとは思いも寄らなかった。毎日毎日、白粉臭いのを首実検してつくづくいやになりましたよ、おしまいには嘔気むかついて来る」