“管待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もては50.0%
もてな25.0%
もてなし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
匂いの高いものは鼻に附くようになると嘔吐むかつくほどイヤになるもんで、美妙斎の文章の新味も余り香気が高過ぎたので一時は盛んに管待もてはやされたが
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
此方こなたに入らせ給へとて、奥の方にいざなひ、酒菓子くだもの種々さまざま管待もてなしつつ、うれしきゑひごこちに、つひに枕をともにしてかたるとおもへば、夜明けて夢さめぬ。
聴水忽ちまなこを細くし、「さてもうまくさや、うまくさや。何処いずくの誰がわがために、かかる馳走ちそうこしらへたる。いできて管待もてなしうけん」ト、みちなきくさむらを踏み分けつつ、香を知辺しるべ辿たどり往くに
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)