“嘔吐気”の読み方と例文
読み方割合
はきけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三平の駕籠の内では、時々嘔吐気につきあげられるような声がしていた。平常から神経質なで、健康な方ではないらしい。か細い肉体に、情熱の方が勝っていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二日目と三日目が長途の早打には最も苦しい時だという。頭脳は何も考えられなくなって、揺れ方がわるいと、嘔吐気がつきあげてくる。三平は時々、気付薬を口に頬ばっていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
胃液は、もう消化する何物もないのに、まだ主体を生かさんために、胃壁そのものを溶かしはじめた。自壊自給作用である。それはらなく不快な嘔吐気と激痛とを発作的に起した。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)