“嘔吐物”の読み方と例文
読み方割合
おうとぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カイファスのつばはフォルスタフの嘔吐物おうとぶつと相会し(訳者注 前者はキリストを処刑せしユダヤの司祭、後者はジャンヌ・ダルクに敗られしイギリスの将軍)
吐く息が、そのまま固まりになってすぐ次の息に吸い込まれるような、胸の悪いし暑さであった。嘔吐物おうとぶつの臭気と、癌腫がんしゅらしい分泌物ぶんぴぶつとの臭気は相変らず鼻をいた。
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
花田君子から私は動物的な感触とピカデリあたりの聯隊旗れんたいきみたいな嘔吐物おうとぶつをうけたのだ。
恋の一杯売 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)