“血反吐”の読み方と例文
読み方割合
ちへど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「恐れ……恐多おそれおおい事——うけたまわりまするも恐多い。陪臣ばいしんぶんつかまつつて、御先祖様お名をかたります如き、血反吐ちへどいて即死をします。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其方そちらも早駕籠に乗ってみい。主水正は、まだ血反吐ちへどを吐かぬだけよいぞ……主水ッ! しっかりせい。予じゃ、対馬じゃ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
片手は土手の草に取つき、ずーと立上ったが爪立つまだってブル/\っと反身そりみに成る途端にがら/\/\/\と口から血反吐ちへどを吐きながらドンと前へ倒れた時は
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)