“ちへど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
血反吐64.3%
血嘔吐21.4%
血嘔14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其方そちらも早駕籠に乗ってみい。主水正は、まだ血反吐ちへどを吐かぬだけよいぞ……主水ッ! しっかりせい。予じゃ、対馬じゃ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「あっ」と叫んだは小一郎で、微塵に下頤を叩っ壊され、上下の歯を吹き飛ばし、舌を噛み切り血嘔吐ちへどを吐き、グ——ッ背後態うしろざまにへたばったなら、ヤクザな武士と云わなければならない。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし、その薬をんでからは一層苦しみを重ねて、うなり声は立てても言語をする事は出来なくなった。ついには血嘔ちへどを吐いてもだえ死に死んでしまった。
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)