“はからず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不図75.0%
不計25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今般大阪表の始末がら、在所表へ相聞え、深奉恐入候に付き上下一同謹慎罷在まかりあり候。抑も尊王の大義は兼て厚く相心得罷在候処不図はからずも、今日の形勢に立至り候段、恐惶嘆願の外無御座候。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
従古いにしえより当路者とうろしゃ古今一世之人物にあらざれば、衆賢之しゅうけんの批評ひひょうに当る者あらず。不計はからず拙老せつろう先年之行為こういに於て御議論ごぎろん数百言すうひゃくげん御指摘ごしてき、実に慙愧ざんきに不[ママ]ず、御深志かたじけなくぞんじそうろう