“当路者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうろしゃ80.0%
たうろしや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
、公儀へ訴え出る途もあったであろうに、なにゆえしかるべき当路者とうろしゃへ、差し立て願いに及ばんだのかの——上も、それだけの狼藉ろうぜきぶりを
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
従古いにしえより当路者とうろしゃ古今一世之人物にあらざれば、衆賢之しゅうけんの批評ひひょうに当る者あらず。不計はからず拙老せつろう先年之行為こういに於て御議論ごぎろん数百言すうひゃくげん御指摘ごしてき、実に慙愧ざんきに不[ママ]ず、御深志かたじけなくぞんじそうろう
なに、博士ぐらゐなら何時でもなれます、拙者は海外を実地踏査して行政上の意見を当路者たうろしやに呈出しやうと思つたですが、嬢様のお思召ぼしめしなら明日にも官を辞して博士論文を書きませうと。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)