不図はからず)” の例文
旧字:不圖
岩波文庫に収めた北越雪譜は不図はからずも読書子の称賛を得て、昨年三月には第二刷を発行し、ここにまた第三刷を発行するに至つたのは校訂子の欣喜に堪へないところである。
岩波文庫に収めた北越雪譜は不図はからずも読書子の称賛を得て、昨年三月には第二刷を発行し、ここにまた第三刷を発行するに至つたのは校訂子の欣喜に堪へないところである。
北越雪譜:01 第三刷序文 (新字旧仮名) / 岡田武松(著)
今般大阪表の始末がら、在所表へ相聞え、深奉恐入候に付き上下一同謹慎罷在まかりあり候。抑も尊王の大義は兼て厚く相心得罷在候処不図はからずも、今日の形勢に立至り候段、恐惶嘆願の外無御座候。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)