不図ふいと)” の例文
旧字:不圖
すると不図ふいと娘の奴が妙に鬱ぎ出しやがった。鬱ぐもおかしい、そう仰山なんじゃ無えが、何かこう頭の中で円い玉でもぐるぐる廻して見て居る様な面付をして居やあがる。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)