“にぎにぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賑々92.9%
殷々7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なべ料理は、気のおけぬごく懇意こんいな間柄の人を招いて、和気あいあい、家族的に賑々にぎにぎしくつきあうような場合にふさわしい家庭料理といえよう。
鍋料理の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
なんという賑々にぎにぎしい人だろう。人間としては、たった一人が入り込んで来たのに過ぎないが、四方がパッと明るくなるほどに陽気になりました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大空は名残なごりなく晴れて朝日うららかに輝き、光る物には反射を与え、色あるものには光を添えて雑踏の光景をさらに殷々にぎにぎしくしていた。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)