殷々いん/\)” の例文
たゞいそぎにいそがれて、こゝにこゝろなき主從しうじうよりも、御機嫌ごきげんようとかどつて、一曳ひとひきひけばゆきに、母衣ほろかたちかくれて、殷々いん/\としてしづきやく見送みおく宿やどのものが、かへつて心細こゝろぼそかぎりであつた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
きらめくはいなづまか、とゞろくはいかづちか。 砲火ほうくわ閃々せん/\砲聲ほうせい殷々いん/\
ひゞき殷々いん/\みわたる
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)