『ドン・バス炭坑区の「労働宮」（ドン・バスたんこうくの「ろうどうきゅう」）：ソヴェト同盟の労働者はどんな文化設備をもっているか（ソヴェトどうめいのろうどうしゃはどんなぶんかせつびをもっているか）』
世界の経済恐慌につれて、日本でも種々の生産（製糸、紡績、化学、運輸等）が低下し、それにつれて燃料原料となる石炭は二割七分の生産減を見た。北九州地方の炭坑労働者の生活などはこの頃以前にましてひどい有様になって来ている。（賃銀は一日平均十時間労 …
著者宮本百合子
ジャンル文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出「大衆の友」1932（昭和７）年11月号
文字種別新字新仮名
読書目安時間約16分（500文字/分）
朗読目安時間約27分（300文字/分）