“殷富”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんぷ60.0%
とみ20.0%
いんぶ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大内裏の外郭がいかくをなす十二の門のほかに、べつに掖門えきもんとして、上東門院と、上西門院とがある。王城の森の北端、殷富いんぷ門の先に見えるのが、それである。
上田へ来て見ると、都会としての規模の大小はさてき、又実際の殷富とみの程度はとにかく、小諸ほど陰気で重々しくない。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その殷富いんぶ繁盛はんせいなるは泰西人たいせいじんのつねにこれを恐れ、これをうらやみ、これを抓取そうしゅせんとしてやまざるところのものなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)