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殷富
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いんぷ
ふりがな文庫
“
殷富
(
いんぷ
)” の例文
大内裏の
外郭
(
がいかく
)
をなす十二の門のほかに、べつに
掖門
(
えきもん
)
として、上東門院と、上西門院とがある。王城の森の北端、
殷富
(
いんぷ
)
門の先に見えるのが、それである。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
或るときは共に地下の古市に遊ぶに、
康衢
(
かうく
)
屋舍悉く存じて、往來織るが如く、その
殷富
(
いんぷ
)
豐盛なること、
書
(
ふみ
)
讀む人の遺蹟を見て説き聞かするところに増したり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
頼襄が、いわゆる光仁・桓武の朝、
彊埸
(
きょうえき
)
多事、宝亀中、廷議
冗兵
(
じょうへい
)
をはぶき、百姓を
殷富
(
いんぷ
)
にす。才、弓馬に堪うる者は、もっぱら武芸を習い、もって徴発に応ず。その
羸弱
(
るいじゃく
)
なる者みな農業に就く。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“殷富”の意味
《名詞》
富み、栄えること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
殷
漢検1級
部首:⽎
10画
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
“殷”で始まる語句
殷賑
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殷
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