“罅間”の読み方と例文
読み方割合
さけめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市郎は蝋燭を岩の罅間さけめに立てて、一先ひとまず父の亡骸なきがらを抱きおこしたが、脈はうに切れて、身体は全く冷えていた。しかし一通り見た所では、何処どこにも致命傷らしいきずの痕は無かった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)