トップ
>
罅隙
>
われめ
ふりがな文庫
“
罅隙
(
われめ
)” の例文
すると、不意に彼のひづめの前に野のやみの中に神話の国の
罅隙
(
われめ
)
が見えた、ズレタズラの市がその
罅隙
(
われめ
)
の中に隠れて夕ぐれの中にひなたぼっこしていた。
人馬のにひ妻
(新字新仮名)
/
ロード・ダンセイニ
(著)
外の
側
(
そば
)
を見下せば、淋しく荒れた深い谿で、その底の岩には、許多の
罅隙
(
われめ
)
が這入つて居て、所々には崖から飛出した石もあり、夕陽の光線の屈折反射した末が僅にこれを照らして居ます。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
すばやく巧みにシエッペラアクは
罅隙
(
われめ
)
の上の端から駈け下り、星の前に真直ぐに立っている外の門からズレタズラに踏み入って、そのせまい市街に不意に駈け下りた。
人馬のにひ妻
(新字新仮名)
/
ロード・ダンセイニ
(著)
罅
漢検1級
部首:⽸
17画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“罅”で始まる語句
罅
罅裂
罅穴
罅割
罅痕
罅壊
罅欠
罅破
罅這
罅間