“黄枯”の読み方と例文
読み方割合
きながれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は小さな丘の蔭へ来て、頭だけ出てゐる黄枯きながれた草の上へ腰をおろした。吹雪に出逢つた者のやうに、暫くの間、なりゆきに委せて外套の襟へ頸を埋めて眼を閉ぢてゐた。
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)