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寂黙
ふりがな文庫
“寂黙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しじま
33.3%
じゃくもく
33.3%
せきもく
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しじま
(逆引き)
若い漁師は寒そうに首を
竦
(
すく
)
めて、覚えずこう呟こうとして、そのまま口を噤んでしまった。少しでも声を立てて深い
寂黙
(
しじま
)
を破るのが、何だか気味悪く感じられたのだ。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
寂黙(しじま)の例文をもっと
(1作品)
見る
じゃくもく
(逆引き)
山の
寂黙
(
じゃくもく
)
そのものを味うにも、この頃が一番よい。感じ易い木の葉はもうそろそろ散りかかって、透けた木の間から洩れ落ちる昼過ぎの陽の柔かさ。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
寂黙(じゃくもく)の例文をもっと
(1作品)
見る
せきもく
(逆引き)
吾妻下駄
(
あずまげた
)
の音は天地の
寂黙
(
せきもく
)
を破りて、からんころんと月に響けり。渠はその音の
可愛
(
おかし
)
さに、なおしいて響かせつつ、橋の
央
(
なかば
)
近く来たれるとき、やにわに
左手
(
ゆんで
)
を
抗
(
あ
)
げてその
高髷
(
たかまげ
)
を
攫
(
つか
)
み
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
寂黙(せきもく)の例文をもっと
(1作品)
見る
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
黙
常用漢字
中学
部首:⿊
15画
“寂黙”の関連語
釈迦牟尼仏
釈迦牟尼如来
釈迦仏
釈迦牟尼世尊
“寂”で始まる語句
寂
寂寞
寂然
寂寥
寂莫
寂滅
寂静
寂々
寂漠
寂々寥々
“寂黙”のふりがなが多い著者
薄田泣菫
泉鏡花