“めんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可愛44.4%
面子44.4%
面川11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほら、とッと——なア。とッと、こ、こ、こ、こ、こッてな。——さ、しッこするんだど、可愛めんこいから……」そして「シー、シー、シー。」と云った。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
昔流行つた無地の面子めんこの淡紫、淡紅の色、また古渡りの器皿の青貝の螺鈿の輝き、その惹起する感情は孰れも相似てゐるが、わたくしは其齎らす情緒の成因を分析する術を知らない。
本の装釘 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
その二十大字三十二社を減じて、ことごとく面川めんこの春日社に併せ、宮木をことごとく伐りて二千余円に売りながら、本社へは八百円しか入らず。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)