可愛めんこ)” の例文
そうれまんだきもべ焼けるか。こう可愛めんこがられても肝べ焼けるか。可愛めんこ獣物けだものぞいわれは。見ずに。いんまになら汝に絹の衣装べ着せてこすぞ。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「ほら、とッと——なア。とッと、こ、こ、こ、こ、こッてな。——さ、しッこするんだど、可愛めんこいから……」そして「シー、シー、シー。」と云った。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
われ先ず親方にべなって見べし。ここのがよりも欲にかかるべえに。……芸もねえこん可愛めんこくもねえつらつんだすなてば
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「んか、可愛めんこいか?——晩になったらな、遊ぶにぐってな、姉さ云って置げよ。ええか。」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「俺なア、俺アの畑が可愛めんこくてよ。可愛くて。畑、風邪かぜでもひかなえかと思つてな。」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
「よしよし、可愛めんこい、可愛い。」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「この女子あねこ可愛めんこいな」
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)