“生捉”の読み方と例文
読み方割合
いけど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
部落の戦いは翌朝よくちょうまで続いた。が、はついに衆の敵ではなかった。素戔嗚すさのおは味方の若者たちと共に、とうとう敵の手に生捉いけどられた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
たたりを恐れぬ荒気の大名。おもしろい、水を出さば、天守の五重をひたして見よ、とそれ、生捉いけどって来てな、ここへ打上げたその獅子頭だ。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
町に別嬪べっぴんが多くて、山遊びがすきな土地柄だろう。果して寝転んでいて、振袖を生捉いけどった。……場所をかえて、もう二三人つかまえよう。