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捉
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つらま
ふりがな文庫
“
捉
(
つらま
)” の例文
身分の好い人だと、成丈外聞のない樣にしますからな。何時ぞやも、農家の娘でね、十五六のが草苅りに往つてたのを、奴が
捉
(
つらま
)
へましてな。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
身分の好い人だと、成丈外聞のない様にしますからな。
何時
(
いつ
)
ぞやも、農家の娘でね、十五六のが
草苅
(
くさか
)
りに往ってたのを、
奴
(
やつ
)
が
捉
(
つらま
)
えましてな。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
すると真事が彼の
袂
(
たもと
)
を
捉
(
つらま
)
えた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
春雨
(
はるさめ
)
にィ……」と小声で歌うて来ることもある。ある時来たのを
捉
(
つらま
)
えて、
笊
(
ざる
)
で砂利を運ぶ手伝をさせ、五銭やったら、其れから来る毎に「仕事はありませんか」と云う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
捉
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“捉”を含む語句
引捉
取捉
捕捉
把捉
択捉
生捉
蛇捉
捉績
電捉
盲捉戯
擇捉島
捕捉滅尽
捕捉殲滅
一捉
捉出
拘捉
利腕捉
不捉